• ブログのトップ
  • はじめに
  • 英語表現一覧
  • プロフィール
  • お問い合わせ

【番外編】揺るぎない基礎力を身につける(お問い合わせへの返答)

2011.05.02 Monday
20110501.jpg

このブログでは毎週、イラストを活用して英語表現をお届けしています。今週末は【番外編】として、お届けしたいことが出てきました。このイラスト学習ブログを見てくださった方から、英語学習についてのお問い合わせがあったからです。

一カ月前、私のもう一つの運営ブログ「1日1枚、写真で学ぶ英語表現」でも、別の方からTOEIC学習法についてお問い合わせがあり、英語学習法についての記事を【番外編】としてご紹介しました。→ 「TOEIC990点獲得は通過点」(お問い合わせへの返答)2011年3月25日の記事

今回は、特に海外に留学中の方からのご質問であり、「(ネイティブ講師などによって行われる)英語による授業についていけるための学習法」を念頭に、新たに【番外編】としてブログ記事でご紹介したいと思いました。さらに、留学中は、異文化の中でさまざまなプレッシャーにさらされることが多くなるため、英語学習を取り巻く周辺事項(息抜きや環境整備、健康)についても触れています。

下記はお問い合わせくださった方への返答となりますが、もしかしたら、ほかにも英語学習法に関心をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。少しでも参考になる点があれば嬉しいです。

>Makoさん
このたびは、海外からのメールをありがとうございました!下記の記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。異文化での生活は、水面下で、他者には見えない苦労がたくさんあるかと思います。健康に留意しつつ、実りある留学となりますようにお祈り申し上げます。

揺るぎない基礎力が一番重要

社会人になり、英語を活用して仕事をするようになって、一番痛感するのは「基礎力」の重要性です。具体的には、中学校で習う基礎事項(=中学英文法・英単語)です。

中学生のときは英語に特別の関心を持っていなかったので、「なんで、いろいろと覚えなくちゃいけないのかな?」と疑問に思いつつ、英単語を覚えていました。ただし、今振り返ると、中学・高校時代に習った単語・文法で、無駄なことはほとんど一つもなかったです。今、洋書や英字新聞を読む上でも必要不可欠な土台だと実感しています。また、仕事で英文Eメールを書く際にも、基本的な英文法を知らなかったら、支離滅裂な文章になってしまっていると思います。

私が基礎力養成という点で役立った教材を学校の教科書以外で挙げるならば、『速読英単語(必修編)』(Z会)とNHKのラジオ講座が真っ先に思い浮かびます。これらの教材の活用方法は、 「TOEIC990点獲得は通過点」の記事に詳しく書きました。

英語の授業についていくための学習法

日本で育ちつつ、英語100%の授業を受けるのは、とてもハードルが高いものに感じられますよね。私は学生時代、日本の大学で教育学を専攻していたのですが、教育や心理学の専門科目を英語圏出身の教授が英語で講義する授業をあえて受講していました。

専門科目の授業を英語100%で日本で受講できるのは、めったにない好機!と考え、選択科目でいろいろと受講していました。そのときに痛感したのは、教育学の授業に比べて、専門用語を知らない心理学の授業(特に、認知心理学)は、非常に理解しにくい、ということでした。

英語力の問題以前に、背景知識がないと、かくも英語の講義は分かりにくくなるのか・・・と身をもって知りました。

日本語のニュースや講義でも、背景知識がないと理解度がガタッと落ちてしまいますよね。たとえば、3月11日の東日本大震災のあと、メディアで原子力関連のニュースに接する機会が増えました。最初は出てくる用語が知らないものばかりで、日本語であっても、よく理解できない事態に陥りました。ですが、毎日、原子力関連の専門用語に触れていると、だんだんと理解が深まってきます。

もう一つの例として、同時通訳者の皆さんは、事前準備にものすごく時間をかけていらっしゃいます。日本語・英語のプロフェッショナルであっても、専門家の通訳をするには、その方の分野を徹底的に予習していることを知りました。

英語による講義も、これと似ていると思います。私が取った対策は、予習に力を入れて、基本的な用語を英語であらかじめ理解することでした。

メールを頂いたMako さんも、英語での授業を受講されているとのことだったので、「予習」を重点的になさると、授業中の理解度がずっと高まると思います。

ちなみに、私は以前、イギリスの大学街 Oxford を一日だけ散策したことがあります。大学図書館内を見学していたときに、偶然、教授による無料公開講座が開かれるという告知があって、飛び入り聴講OKだったので受講してみました。中世についての講座だったのですが、知らない専門用語の連続で、自分でも悲しくなってしまうほど理解できませんでした。

日本語を学習中の外国人が、たとえば鎌倉時代の知識ゼロの状態で、「御成敗式目が○○だ」とか「元寇が○○だ」という講義を日本語で受講したときと同じ状況です。

背景知識を持つことの重要性を改めて感じた出来事でした。

英語学習全般について

英語力アップの周辺事項として、重要だと考えていることを以下にまとめます。

語学にエンターテインメントの要素を取り入れる

私は語学にエンタメの要素を意識的に取り入れることが大切だと考えています。語学では「反復」が非常に重要ですが、学習にエンタメ要素を取り入れることで、「反復」が苦痛でなくなるからです。

数あるエンタメ分野の中で、私が一番魅了されてきたのは、映画です。

私が英語に初めて関心を持ったのは、高校2年生のときに音楽の授業で映画 "The Sound of Music" を見てからでした。音楽・映像の魅力もさることながら、物語の中盤で出てきた、トラップ大佐のセリフ "skip your dinner"(*) がとても面白かったのです。

*正確には、"I'll just have to simply tell Frau Schimidt to skip your dinner." というセリフです。音楽の授業では字幕版で見ていて、当時私が聞き取れたのは、"skip your dinner" の部分だけでした。

「skip って、dinner とセットで使うことがあるんだ〜」と驚き、映画鑑賞中、音楽室でこっそり笑ってしまいました。というのも、skip というと、高校時代の私が思い描いたのは「跳ねること」で、dinner とセットになるとは考えもしなかったからです。

英語の魅力に初めて触れた瞬間、さらには、英語が「科目」から「生きた言語」に変わった瞬間だったと思います。

それまでネイティブの英語の先生に出会ったことがなく、英語は「教科書の中で使われている言葉」で、本当に地球上で、生身の人間が使っているものだという実感が正直なかったのです。ですが、映画を通じて、「本当に英語を使っている人が世の中にはいるんだなあ」と、英語の存在が少し現実感を帯びてきたよう思います。

20110501somusic.jpg
画像:公式サイト(日本版)スクリーンショット

【ご参考】 "The Sound of Music" - Trailer [1965]

このように、エンターテインメントの分野が、英語学習のきっかけになることが多々あると思います。私の場合は映画でしたが、洋楽を通じて、英語に関心を持つ方もいらっしゃいますよね。

また、これは英語に限りません。以前韓流ブームが巻き起こったときは、韓国ドラマを通じて、韓国語の学習を始めた方もいらっしゃいました。「好き」のパワーは計り知れないですね☆

海外ドラマを活用する

映画だけでなく、海外ドラマも役立つ素材の一つです。私は社会人になってからTV番組を見る時間がグッと少なくなったのですが、海外ドラマだけは一時期、毎晩見ていたことがありました。コメディ "Seinfeld"(邦題:となりのサインフェルド)の再放送を見始めたら非常に面白く、「勉強」というよりも、「遊び」感覚で見ていました。

20110501seinfeld.jpg
画像:公式サイト(英語版)のスクリーンショット

【ご参考】"Seinfeld" 公式サイト(英語版)

ところが、遊び感覚でも、毎晩見ていると、役立つ英語表現が次々に出てくるので、結果的に英語の勉強になっていました。

2歳と5歳の姪っ子を見ていても、『アンパンマン』や『プリキュア』シリーズなどの子ども向け番組が日本語力育成につながっていると思います。彼女たちはこれらの番組を見るのが大好きで、同じ回を繰り返し見ても飽きることなく、画面をじっと見つめています。「勉強」ではなく、あくまで内容が楽しいから夢中になっていて、それがひいては日本語学習につながっている例です。

ちなみに、私は日本でも人気となった『24』も全シリーズ視聴しました。ところが、『24』の場合、一旦見始めると続きが気になり過ぎて寝不足になることと、見ていてつらい場面が多いことから、反復用素材にはなりにく印象を受けました。私の場合、DVDを借りると、1シリーズ全部(総計、24時間分)一気に見たくなってしまい、結局、週末にほとんど一気見して、寝不足状態に陥ったこともありました。

『24』はテロ対策組織が舞台で、極めて特殊な環境下の物語です。そのため、会話も日常ではありえないような、緊迫感あふれる表現(例:"Drop your weapon!" など)も多いです。ただし、役立つ表現もいろいろ出てきていて、勉強にはなります。一例ですが、『 24 -TWENTY FOUR- シーズン8』のエピソード1と2では、本ブログでご紹介した英語表現が出てきました!

"She's getting cold feet."
(エピソード1より) →2010年5月23日のブログ記事でご紹介 http://blog.english.vc/?eid=48
"We need to be on the same page here. I think you can understand that."
 (エピソード2より)→2010年5月3日のブログ記事でご紹介 http://blog.english.vc/?eid=45


英語の専門家で、海外ドラマを活用した方のケースを参考にすると、"Friends"(邦題:フレンズ)を活用している方が多い印象を受けます。

20110501friends.jpg
画像:公式サイト(英語版)のスクリーンショット

【ご参考】 "Friends"公式サイト(英語版)

『フレンズ』は "Seinfeld" 同様 New Yorkを舞台にしたドラマなのですが、日本での知名度は圧倒的に『フレンズ』のほうが高いです。

また、日本ではほとんど知られていない番組ですが、私は "That 70's Show" というコメディの再放送も毎晩見ていたことがありました。

20110501show.jpg
画像:公式サイト(英語版)のスクリーンショット

【ご参考】 "That 70's Show" 公式サイト(英語版)

英語の勉強に疲れていたときに、この番組のオープニング曲が耳に飛び込んできて、なぜだか、とても元気な気持ちになれました☆ドラマの内容も毎回笑わせられる面白さで、大いに気分転換ができる番組でした。



英語の勉強をしていて、「ずっーーと&常時、楽しい」と思える人はそれほどいないのではないでしょうか。私も、今でも、ときどき「英語疲れ」や、ときには「(日本語も含めて)活字疲れ」「情報収集疲れ」を感じることがあります。

そうしたときに、気分転換&ガス抜きになるものがあるので、「もう、英語の勉強、金輪際やーめた!」と投げ出さずに今日に至ります。

今は気軽にレンタルしたり、低価格で購入できる海外ドラマDVDがたくさんあるので、ぜひ、Mako さんにも、ご自分にあったエンタメ素材を見つけていただきたいです。語学に面白さのスパイスが加わると思います。

20110501steps.JPG
英語習得の階段を登るとき、随所で面白さのスパイスを加えたいですね☆
(画像:2009年にアメリカのシアトルで撮影)

自室をスタバ化する

勉強するのに心地よい空間は人それぞれ違うと思います。心地よい空間を見つけられると、英語の勉強もはかどりますよね!

私の場合は、読書や英語リーディングの際にはかどる場所は Starbucks です。コーヒーの香りと音楽が、自分にピッタリ合っているのだと思います☆スタバに行くと、受験勉強中と思われる高校生や予備校生、さらには仕事帰りのビジネスパーソンも多数見かけます。多くの人にとって、勉強に適した場所なのでしょうね。

20110501starbucks.JPG
アメリカ・シアトルにある、スタバ第1号店 
*ここは観光名所化しており、くつろげる場所ではありませんでした。
(画像:2009年に撮影)

スタバに比べると、自分の部屋は仕事&勉強環境としては少し味気なく思っていました。

それが iPhone を購入し活用し始めてから、ちょっとしたスタバ風雰囲気を醸し出せるようになりました☆

カナダの Jazz に特化したラジオ局のアプリ(無料) "JAZZ.FM91" をダウンロードして使い始めたのですが、このラジオ局の選曲が、スタバ店内で流れている音楽と似ているような気がします。それ以来、音楽の力を借りてスタバのような雰囲気を意図的に作り、自室でもくつろいだ気持ちで、仕事や勉強に取り組めるようになったと思います。

20110501jazz.jpg
画像:JAZZ. FM91公式サイト(英語版)のスクリーンショット
*たとえ iPhone をお持ちでなくても、オンラインでラジオを聴くことができます。

英語の勉強は長期戦なだけに、自分にとって心地よい勉強環境を模索するのも重要だと考えています。

健康あっての語学

最近、とみに感じるのが「健康あっての語学」ということです。メールを下さったMako さんは留学中、つまり異文化での生活なので、水面下さまざまなプレッシャーを感じる場面があるのではないか、と推察します。

私自身、社会人になって念願のスカラシップを獲得し、シアトルで研修に参加したときには、日常のさまざまな場面で感じる日米ギャップに驚き、プレッシャーを感じることがありました。

日本でも脳をフル回転させていたつもりですが、滞米中は、今まで使っていなかった脳の部分が刺激されるようで、1日が終わると脳がドッと疲れているような感覚を覚えました。幸い、大きな病気もせず研修を終え帰国しましたが、滞米当初は、無意識のストレスのためか、首まわりのアトピー性皮膚炎がひどくなり、赤く腫れてしまいました。

大学受験やTOEICなどの試験でただ点数を取るだけなら短期決戦型でも十分かもしれませんが、英語習得自体は終わりのない道を歩くようなもので、一生続く長期戦だと思っています。

だからこそ、最近は健康に留意しています。

毎晩終電帰りになるような仕事の仕方をしていた時期もあったのですが、それだと近い将来、身体を壊すことになり、これまでの蓄積も水の泡となって消えてしまうと危惧しました。せっかく頑張って仕事をして、さらに勉強してきても、健康を害して道半ばで倒れてしまったら、蓄積してきたことを十二分に活用できない・・・そうと考えるといたたまれない気持ちになりました。

そのため、今はできるだけ睡眠を十分に取ること、(パンではなく)お米中心の食生活にすること、さらに通常の定期健診だけでなく、実費となりますが、人間ドックに行って健康状態を確かめるようにしています。

今回のブログ記事は、「揺るぎない基礎力を身につける」と題しましたが、「英語」以前に、一番の基礎は「健康」だと考えています。

留学中は体調を崩す可能性が高まりますので、ぜひ、Mako さんには何よりも健康に留意して、留学生活を乗り切っていただきたいなと思います。

みんなの英会話奮闘記にほんブログ村 英語ブログへ

☆運営中の英語学習ブログ☆
1日1枚、写真で学ぶ英語表現[アメリカで見つけた英語]2011年〜
1日1枚、写真で学ぶ英語表現[アメリカで見つけた英語]2008〜2010年の過去ログ
海外ドラマ『となりのサインフェルド』で笑って学ぶ!英会話
語学書『今日から英語でTwitter』連動ブログ


1

英語学習にもおすすめ

英語圏の映画や海外ドラマが iPhone や PC で気軽に楽しめるので、私も日々重宝しています。

最近の記事.gif

カテゴリー

月別アーカイブ

運営メルマガ

英語学習に役立つ内容を毎月1日にお届けします(無料)。詳細はこちら

お名前(ニックネーム可)

メールアドレス

味わい深い映画のセリフを素材に、英文法をわかりやすく解説します。1年(365日)完結型のメール講座(無料)。詳細はこちら

お名前(ニックネーム可)

メールアドレス

『CNN ENGLISH EXPRESS』
(朝日出版社)
イディオム特集で
記事執筆を担当しました。

ブログ内検索

モバイル

qrcode

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

このページの先頭へ▲